アローダイヤグラム法とガントチャートとの違いとは?アローダイヤグラム法の特徴・使い方・QC検定攻略について分かりやすく解説

2019年9月25日水曜日

QC検定 新QC7つ道具

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皆さんは日程計画を立てたり計画を管理するときはどのような手段を利用しますか。


計画を実行する前に最適なプランニングを行うことで、効率的かつ効果的に管理することが出来ます。


その手法の一つとしてアローダイヤグラム法が挙げられます。


本記事ではアローダイヤグラム法の特徴・使い方、また日程管理のtoolの代名詞であるガントチャートの違いについてまとめていきます。


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アローダイヤグラム法とは



アローダイヤグラム法は計画を推進するための各作業の関係と日程とのつながりを矢線と結合線で図で表したものであり、これにより重要な作業を明確にして、


効率的な日程計画を作成するとともに、計画の進捗を管理する」手法です。


この手法を用いる目的として、複雑な作業からなる仕事を効率的に遂行するためには、ネックとなる作業を抽出して重点管理する必要があるからです。


また活用法として、以下が挙げられます。

【アローダイヤグラム法の使い方と特徴】

・計画段階での並行作業や前後作業の確認
・作業全体を把握できる
・日程に最も余裕のない重大なルートの確認
・目標納期への適合のための計画の調整などに活用
・他工程に及ぼす影響が分かる


ちなみに重大なルート・経路の言い換えとしてクリティカルパスとも呼ばれます。


クリティカルパスの作業が遅れると、計画全体の進捗が遅れることになります。


このためクリティカルパスの作業・業務を円滑に進めることが計画を管理するうえでとても重要になってきます。


つまりこのクリティカルパスを確認できる「アローダイヤグラム法」というのは優れたツールだということが分かりますね。



用語と図の見方




それでは実際アローダイヤグラムってどんな形なのでしょうか。


またその時出てくる用語についても見ていきましょう。






図で表すと上のようになり用語と見方は以下の通りになります。



作業(➙)
時間を必要とする順序関係のある作業を示す。

結合点(〇)
作業と作業を結び付けるときに用いる。

ダミー(⇢)
時間ゼロの作業の順序を示す。

クリティカルパス(
重大ルート


補足ですが矢線の結合箇所はそれまでの結合点をクリアしていなければ始められない決まりとなっています。


図で例えるなら④を進めるためには2、3をクリアする必要性があります。



アローダイヤグラム法の作業手順



アローダイヤグラム法は以下の5ステップから構成され、これらステップを順守する事で正確なアローダイヤグラム法の作成を行うことが出来ます。


1)始点(①)から終点(⑦)までの作業カード作成

2)番号付きの結合点(〇)を書き、結合点と結合点を矢線でつなぐ

3)各作業の要するであろう日数を見積もる

4)最早、最遅結合点日程、余裕時間を計算する

5)クリティカルパスを示す



アローダイヤグラム法・ガントチャートの違い



日程管理のtoolは何もアローダイヤグラム法だけではありません。


QC7つ道具の一つにガントチャートというのも日程管理の手法の一つとされています。


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しかしガントチャートは複雑に絡み合っている仕事の場合には日程管理が困難となります。


【ガントチャートのメリット・デメリット】

計画表として簡易的に理解されやすいので幅広く利用されるが、作業間の関係が把握しずらいというのがデメリット。

その点アローダイヤグラム法はスタットからゴールまでが矢線で繋がっているので作業間の相互関係や順序が理解しやすくなっております。



アローダイヤグラム法のQC検定攻略法



アローダイヤグラム法はQC手法の一つであるのでこの記事を閲覧してくださっている方は品質に携わっている人が多いかと予想されます。


そこでアローダイヤグラム法のQC検定攻略pointを最後にまとめていきたいと思います


効率的な日程計画矢線と結合点で表し、重要な経路を明らかにすることで計画の進捗を管理する


上記がアローダイヤグラム法の攻略ポイントであり、特に重要なのが「矢線」です。


しかし「矢線」のみで判断するのは危険です。矢印なぜなぜこと「連関図法」でもこの言い方が使われているからです。


そこで決め手となるのが、以下になります。


矢線」×「日程


この「矢線」×「日程」組み合わせが来たらアローダイヤグラム法確定です。


もうほかの選択肢無視で「アローダイヤグラム法」を選択しましょう。


似ているツールでは連関図法、ガントチャートが挙げられますが、次の図を見ていただければ違いが分かりやすいかと思います。





まとめ



・効率的な日程計画矢線と結合点で表し、重要な経路を明らかにすることで計画の進捗を管理する

・「矢線」×「日程」=アローダイヤグラム法

・連関図法、ガントチャートと間違えないように



いかがでしたか?
今回の記事では新QC7つ道具の一つであるアローダイヤグラム法についてご紹介させていただきました。


次回はPDPC法です。それでは!

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